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第101話 怪獣襲来

مؤلف: 雨音休
last update تاريخ النشر: 2026-07-05 06:03:39

 広場は華やかなムードである。

 軽快な音楽に合わせて踊る町民たち。男女のペアが時々その場でくるくると回っている。とても賑やかだった。焼きそばを食べ終えたウミはオレンジジュースを飲みながら観賞していた。はふぅと吐息をつく。

 ベルフラウとトウマはとても楽しそうにダンスをしている。幸せそうな笑顔だった。

 けれど、ウミの胸には寂しさがかすめる。

(私もペアが欲しいですぅ)

 ふと気がついてステータス画面を出した。

 そういえば、アイちゃんはどこへ行ったでしょうか?

 この場にはいない。

 フレンド項目をタップすると、アイギスの名前には緑色のランプが点灯していた。まだインしているようだ。というか、彼女はログアウトをできない。主人がログインしないせいで、アイギスはログアウトをするともう出現できないのだった。

(電話をかけてみるです)

 アイギスへの通話をタップする。

 コール音が何度も鳴った。

 だけど出ない。

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  • RMTサバイバー~今日の宿代を稼ぐ俺と、人助けで戦う使い魔~   第183話 5カラット

     プロポーズをしたかった。 あれから、何度かログアウトをした。 トウマはいま、ルスプルの宝石店に来ている。 朝方だった。だけど店は営業していた。このゲームの店は全て24時間営業である。外では雨が上がり、スズメがちゅんちゅんと鳴いて散歩をしていた。 直方体の店は小綺麗な室内だった。白い床に白い壁。天井には魔導具の照明が光っている。ガラスケースの中にあるのは、宝石のついた装飾品だ。指輪、ネックレス、イヤリング、様々なものがある。ダイヤモンド、ルビー、サファイア、どれも高級そうだ。 トウマはステータス画面のヴァル残高を確認しながら物色した。 婚約指輪と結婚指輪の両方を買うつもりである。 寝ているベルフラウの指をトウマはこっそりと測っていた。細長い紙と定規を使ったのである。8号だった。 お互いがつける結婚指輪は、プラチナ製の50万ヴァルのものに決めていた。二つ合わせて100万ヴァルである。 だけど、婚約指輪はどれにすれば良いだろうか? ベルフラウの好きな宝石は聞いたことがなかった。だが、ダイヤモンドをプレゼントすれば間違いはないだろう。 残された問題はカラットである。 デカければデカいほどに値段が上がる。 トウマの視線の先には、一際光り輝くダイヤモンドの指輪があった。 5カラット……500万ヴァル。(高すぎる!) 円に直せば100万円である。 致命救済の装備効果もあるらしい。 だけど、馬鹿馬鹿しいとはこのことだった。 トウマは視線を移動させて、他の指輪を確かめる。カラットが一つずつ小さくなるにつれて、100万ヴァルずつ値段が落ちるようだ。 ステータス画面と指輪の値札をちらちらと見比べる。 そして思い悩んだ。 効率から考えれば、1カラットを買うべきだろう。 だが、それでいいのか? 結婚イベントは一回きりである。 いや、現実を含めれば二回あるのではある

  • RMTサバイバー~今日の宿代を稼ぐ俺と、人助けで戦う使い魔~   第7話 効率も意義も通じない

     草原の中心に、黒い渦を巻いてテラーウルフが出現する。残忍な顔つき、漆黒の体毛、巨大な白い牙。その圧倒的な存在感に、トウマの背筋から冷や汗が伝った。 テラーウルフが高々と吠える。 「ガアルルルゥゥッ!」  ドンと音がして空中に文字が表示された。 ――クエスト、テラーウルフの撃破 「ボスだ、逃げろ!」「俺は死ぬ訳に行かないんだー!」「私はせっかくレベル3に上がったんだからね!」  ウミがすぐに反応した。その表情は恐怖に彩られており、モフモフとした尻尾がピンと立っている。勢いよくこちらを振り向いた。 「ご主人様、どうすれば!?」「ウミ、動くな」  トウマは状況を冷静に分析する

  • RMTサバイバー~今日の宿代を稼ぐ俺と、人助けで戦う使い魔~   第6話 助けたのに

     村の北出口から外へと出る。 草原地帯があった。ところどころには岩がある。そこにいる魔物はフェアウルフの一種類。灰色の毛並みをした狼であり鋭い牙を誇っている。大型犬ほどのサイズだ。 狩りをしているプレイヤー数は多く、必死の形相でモンスターと戦っていた。 「俺の、俺の宿代をー!」「私はまだ朝食も食べていないんだからね!」「や、やべえやべえ、こいつら強えぞ!」  トウマは顔をしかめた。このゲームのプレイヤーはみんな無職なのだろうか? 分からない。(そう言えば、俺も朝食を食っていない) ドンと音がして、頭上に文字が表示された。  ――クエスト、フェアウルフの撃破  隣にいるウミ

  • RMTサバイバー~今日の宿代を稼ぐ俺と、人助けで戦う使い魔~   第5話 梅おにぎり

     村の広場。 トウマたちは木製のベンチに並んで腰掛けていた。 ゲーム内は昼間であり太陽が出ている。近くにある桜の木が花々を満開に咲き誇らせていた。そよ風が吹いて、花びらがチラチラと地面を舞う。木枝が揺れる音がした。 大きめの梅おにぎりを、ウミが両手で持ってむしゃむしゃと食べている。モフモフと尻尾を振っており、ご機嫌のようだ。満面の笑みを浮かべている。 「美味しいですぅ、美味しいですぅ」「そりゃあ良かった」「ご主人様、ありがとうございます」「味わって食えよ」  梅おにぎり、200ヴァル。 道具屋で買ってきたものだった。手痛い出費である。 トウマは広場の光景を眺めた。中心には噴

  • RMTサバイバー~今日の宿代を稼ぐ俺と、人助けで戦う使い魔~   第4話 ヴァルの村

     ゴーレムを倒し終えると、ノーファンの村へと二人は転移した。 辺りには木造りの民家が立ち並んでいる。遠くを見ると森や山があった。地面は土。その道路で、トウマとウミは隣り合って佇んでいた。 「普通の村だな」「そのようですね」「とりあえず、狩り場に行くついでに、村を見て回ってみるか」「はぁい!」  二人で並んで歩き出す。 すぐに他プレイヤーの姿があった。 横切っていく通行人。その顔色は明らかに沈んでいた。他にも座り込んでいる女性がいた。壁にもたれかかっている男。空を見上げている魔法使いふう。誰もが死んだ魚のような目をしている。 異変に気づいたウミが声をひそめてつぶやく。不安に揺れ

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